先制ゴールを挙げ喜ぶ聖和学園MF中村柊真(3年、9番)

 そして40分聖和学園布施からパスを受けたのはMF中村柊真(3年)。「布施が自分のスペースをつくってくれていて、相手をキックフェイントで剥がしてゴールを決められて嬉しかったです」とゴール前で左から右へとドリブルで相手DFを剥がしてゴールを決めて先制に成功した。

 しかし仙台ユースは今季からレギュラーをつかんだ2年生が流れを引き戻す。44分DF門脇康太(3年)のクロスを受けたMF里頼都(3年)からの浮き球のパスに反応したのは左サイドバックのDF古川柊斗(2年)だった。「頼都君と目が合って、ここだと思って裏のスペースに抜け出して、うまくヘディングで決められて良かったです」と振り返った通り、里の浮き球パスをヘディングで押し込んで同点に追いつき、1-1で前半を終えた。

 後半は双方激しく攻め合った。58分には聖和学園中村がカウンターでゴール前までドリブルで駆け上がり、GKをかわしてシュートを放つ決定的な場面をつくったが、DF似内久穏(2年)にクリアされる。一方仙台ユースも60分MF浅尾涼太朗(2年)の突破からFW齋藤俊輔(3年)を経由し、最後はMF永守大宙(2年)がシュートを放つが決め切れない。

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