それでもややFC東京U-18が攻勢を強めるが、後半15分あたりから運動量が落ち始め、形勢は柏U-18に傾き始める。

 カウンター、セットプレーと押し込むなか柏U-18は後半28分、DF4福島 大雅(3年)のロングフィードを受けたFW9ワッド モハメッド サディキ(3年)が右足で決め、2-2の同点。ゴールシーンを間近で見ていたチームメイトは「いける、いける。逆転できる」と声が弾ませた。さらに勢いに乗る柏U-18 は後半38分、セットプレーからFW11吉原楓人(3年)が決めついに逆転し勝負ありと思われた。

 しかし、最後に意地を見せたのはFC東京U-18。90+1分、CKからDF5永野修都(3年)、途中出場のMF19髙橋裕哉(2年)がともに頭でつないだところを、最後はDF3岩田友樹(3年)が頭で押し込み、土壇場で追いついた。試合は3‐3で引き分け勝ち点を分け合った。

(文・写真=佐藤亮太)

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